インドの満員電車

「何とかなるさ」精神にも繋がるジュガード

前回、インド人を理解する上で書かせない、「ジュガード(Jugaad)=創意工夫」について、ビジネスでも注目されている話など、その素晴らしい面をご紹介しました。

(※前回の「インド人の生活に根付く「ジュガード=創意工夫」の精神」はこちらから)

 しかしこの「ジュガード」という考えは、一方で、「なんとかなる」精神にもつながっているという悪い側面があります。 改めてジュガードを説明すると、困難や問題を、倹約精神や柔軟性、独創的な工夫、ヒューマンパワーでどうにかする、という考え方です。 しかし一方で自己満足に陥りがちな、現状をそのまま受け入れることも、「ジュガード」という言葉で片付けられてしまうこともあります。 つまり、現状であるものでどうにかしよう、という意識が、現状のままでいい、どうにかなる、大丈夫だ、と根拠もなく考え、自分でどうにかしようとする努力を怠ってしまう、というのです。

 例えば、インドで働く日本人の友人の話ですが、 インド人スタッフに頼んでいた書類が、期限になってもできない。確認しても「問題ない、今日必ずするから」と返答するが、いつまで待っても完成しない。また確認するも同じ返答の繰り返し・・・。 悪気がある訳ではなく、なんでもその場しのぎで済ましてしまう、「ジュガード」の精神が日常的に悪い方に現れている例だといえます。

他にも、私がインドで生活していても日常的に見る、対向車線や誤った車線を平気で走る車、(これはほんとに怖いです。。)合図なしに追い越す車など、交通マナーを守らないのもこのジュガードの悪い例といえます。

インドで働く上でこのジュガードの長所、短所を把握しておくのはとても大切だといえます!

 

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