インドビジネスの戦略・Strategy

インド市場において日系企業が成功するための要素とは?

 

By: Stefan Erschwendner

インド市場において日系企業が成功するための要素に何が挙げられるでしょうか。

答えはいくつもあると思いますが、

最も大事な要素の一つが「Difference = 差別化」であると思います。

ただし、差別化という言葉の定義は人によってマチマチですので補足しますと、

①競合が提供していない、もしくは非常に少なく、知名度も低い状況であり、

②顧客がその「差別化=違い」に価値を感じるもの

この2つの要素を満たすものであると思います。

つまり、非常に差別化されているが、 真似をされて顧客が簡単に入手できる状況になっていては差別化できているとはいえません。

AppleがiPhoneでタッチパネル式のスマートフォンを初めて開発しました。 しかしながら、後続の他社、Samsungなどによって差別化が無効化されてしまいました。

また、差別化されているものの、 顧客がその差別化に対して価値を見出さなければ、 差別化の目的は達成できません。

無印良品は素朴な空気感、生活感で商品コンセプトを統一し、 単品の提案ではなく、生活全体のコーディネートを提案することで価値を生み出していますが、 ビビッドな色が好きな人、高級感を求める人にはその差別化に価値はありません。

それではインドの日系企業において差別化に成功している企業について述べます。

インドに大和屋という日本食スーパーがあります。

インドでは小売業に対する参入規制があり、 イオンなどの日系スーパー、セブンイレブンなどのコンビニは進出できていません。

なぜ大和屋だけは参入できたのかという理由は分かりませんが、 この参入障壁のおかげで同じように日本食を販売する他社が参入できないため、 「日本食の取り扱い」という点で差別化できています。

また、価値という観点で見ますと、 日本人の食卓に醤油や味噌などの日本食は欠かせないです。

大和屋で購入する以外は日本やタイなどの外国からわざわざ持ち込む、 もしくは郵送する、 という手間をかける選択肢しかありません。

したがって、顧客にとって手軽に購入できる大和屋の存在は価値が高いと推定されます。

インドの日本食レストラン

By: yoppy

次回、ここまでの流れを踏まえたうえで 弊社がインドでどのように差別化するつもりなのか、 具体的に述べたいと思います。

記事制作:田中健一

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