インドのモバイルアプリ

インドの報酬型モバイルアプリを使ってみた

インドの中間富裕層の増加とスマートフォンの急激な低価格化に伴い、インドの中間富裕層のスマートフォンユーザーが爆発的に増加しています。
またECサービスを筆頭Webサービスに内外からの資金も集まり、その勢いを増していますが、例えばEC大手のAmazonやFlipkart、ソフトバンクから2億1000万ドルの出資を受けたOlacabなどは、各社アプリを使った囲い込みをするなど、モバイルを使ったプロモーションに注力している事が伺えます。そしてこの流れは今後さらに大きくなって行く事が予想されます。

というのも、もちろん即時性、常時性といったモバイルのアドバンテージと各社のサービスの親和性もありますが、このモバイルサービス市場が成長する背景の一つに、インドでは、インターネットに接続するデバイスとしてPCではなくモバイルだけというユーザーも数多くいるという事が有ります。

また日本と違いプリペイドケータイ人口が依然多く、携帯料金が負担となっているユーザーも多いです。

こういった様々な背景もあり、インドでは、「ケータイ電話料金」がオファー(プレゼント)となるサービスが数多く有ります。

携帯会社のプロモーションだけでなく、webサービスを持つ企業がアプリをダウンロードしてもらう事でお礼に携帯電話料金をプレゼントする、という仕組みになっています。

今日はそんなモバイルを使った、報酬型サービス(アプリ)を実際に使ってみた感想を完全に主観で紹介したいと思います。

◯mCent 
Mcent

◎概要
・インストール数:600万回~
・ユーザー評価:4.0/5.0
・課金方法:アプリのダウンロード、アプリの使用、アンケート回答、ビデオの視聴、サービスへの登録やサービス利用、コンテストへの参加等により「airtime」と言われる報酬が付与される。
・換金方法:10Rs以上貯めると5Rs単位で「Top Up」=携帯電話料金をリチャージが可能
・デベロッパーサイト:http://mcent.com/
・その他:インストール数、そしてオファーとしてユーザーにキャッシュバックした金額がインドでトップ。

◎使ってみた感想
インターフェースのデザイン性もシンプルでキレイ。タブの切替で新しい案件一覧や進行中の案件、完了案件と別れていて見やすい。今自分がいくら稼いだのか一目瞭然。アプリのインストールが多く、金額は1Rs〜15Rsと幅が有るが、他のサービスに比べ報酬額が高めな印象。参加可能な案件は35件とクライアントも多いよう。
アプリをインストールをしてみるとすぐにマイページに反映。その後、ゲットしたRsを「Top Up」すると即座にSMSが届いた。(実際にモバイルのバランスに反映されるにはさらに時間がかかるようです。)
mcent mobile pageMcent
2段階に別れてオファーがゲット出来る仕組み。①アプリのインストール。②それを7日間使ってみる(つまりアンインストールしない)とさらにオファーが貰える仕組み。

※今回はOLXとQuikrというアプリをダウンロード!
OLXはインストールで8Rs、7日間アンインストールせず使うと14Rs
Quikrはダウンロードすると7Rs、7日間アンインストールせず使うと14Rs

なお、OLX というのもインドでメジャーな、面白いサービスです。アプリとWebサイトがありますが、エリアを限定して、中古品の売買が出来るマーケットプレイスで、自分で使わなくなった家具家電の広告を出し、買いたい人がいたら直接連絡が来ます。車やパソコン等高額な物から、物以外にも「仕事」や「アニマル」ってのもあって結講な数が登録されていました。今回は報酬型サービスについてですので、このサービスについてはこの辺で。。機会があればまた紹介したいと思います。
サイト:http://olx.in/

◯Earn Talktime app

IMG_20141220_132042
◎概要
・インストール数:5,000,00010,000,000
・ユーザー評価:4.3/5.0
・課金方法:アプリのインストール、アプリの使用、サービスへの登録、友人紹介等によりモバイル料金が付与される。
・換金方法:ミニマムチャージは30Rsから。アプリのインストールが1件10Rs以下なので、3回くらいタスクをこなさなければ換金出来ない。オファーはプリペイド式モバイルへのリチャージのみ。
・デベロッパーサイト:http://earntalktime.com/earntt/
・その他:登録者のエリア,好み等に併せてパーソナライズされたオファーを提供。そしてオファーとしてユーザーにキャッシュバックした金額がMcentに続き2位。

◎使ってみた感想
見た目の作りは、色合い、キャラ、エクセル風の一覧などスタイリッシュ感がなく使いづらい印象だった。
NewsHuntというインドのニュースや電子ブックが読めるニュースアプリ(1000万以上DLされている)をインストールしてみた。アプリインストールで14Rs。
インストール後2分間以上使用したら承認される。インストールしてから承認されるまでに20分程度のタイムラグあった。なお、リチャージできるモバイル番号を指定できるので他人にプレゼントもできる。

スクリーンショット 2015-02-20 11.25.12 Earn Talktime


◯Cash on Apps

Cash On Apps
◎概要
・インストール数:210万回
・ユーザー評価:3.8/5.0
・課金方法:アプリのインストール、アプリの使用「Credit」を貯めてよりモバイル料金が付与される。
・換金方法:モバイル料金リチャージ。ミニマムチャージは10Rsから。
・デベロッパーサイト:http://www.cashonapps.com/
・その他:ユーザー数:約49万人、これまでユーザーに付与した金額トータル:約1600万Rs。アプリのダウンロードに特化している。

◎使ってみた感想
ページ遷移する際、読み込みに時間がかかる事がありストレス。見た目や使い勝手は悪くなく、 案件は18程度で他社と比べ多くないが、全体的に平均的な印象。
今回はAmazonのアプリをダウンロードし、125クレジットをゲット。12.5Rsの携帯電話料金に換算された。ただし端数はチャージできないようなので、12Rs分をチャージ。即座にリチャージされた旨のSMSが届いた。

Cash On Apps

 

 ◯Ladooo – Free Recharge App

ladooo - Free Recharge App
◎概要
・インストール数:300万〜
・ユーザー評価:4.3/5.0
・課金方法:アプリのインストール、アンケート回答、動画視聴、コンテスト参加などにより貯めたRsをモバイル料金に換金する。
・換金方法:モバイル料金リチャージ。ミニマムチャージは10Rsから。
・デベロッパーサイト:http://www.ladooo.com/
・その他:これまでユーザーに付与した金額がインドで4位。

◎使ってみた感想
FacebookやWhatsApp等で友人へシェアすることへのタスクの報酬額が高い印象。
ページ読み込みが遅い事があり、またアプリが突如落ちてしまう事数回。また、今回Guvera Music(500万DL)というアプリをインストールしてみたが、(アプリインストールと登録で20Rs)アプリに反映されるまでに30分以上かかった。その後のリチャージは比較的スムーズ。アプリ上で電話番号といくらリチャージするか決めてクリックすると即座にSMSが送られて来た。

ladooo - Free Recharge App ladooo - Free Recharge App

その他・・・・

◯Tap Cash Reward

Tap Cash Rewards - Make Money

アプリのインストールやゲームをする事で報酬がもらえるアプリ。報酬はAmazonやgoogle playのギフトカードかpaypalを使って現金にも換えられるのが特徴。インストール数は100万以上。
http://www.tapcash.com/

◎使ってみた感想:試しにMyntraというファッションECアプリをインストールしてみたがなぜかインストール後も金額は反映されなかった。アプリ内の遷移がスムーズでない。誰が一番稼いでいるのか、ユーザーランキングが出る。(まだこの機能のために情報を登録している人自体が少なそう。)

◯Mojo – Earn Recharge Talktime app

Earn Recharge Talktime app

1日のユーザーが得られる金額平均が$32、ユーザー数は約20万人。アプリのインストールやゲームで遊ぶ、動画視聴等の案件がある。報酬は現金,クーポン,ギフトカード。評価は4.3/5.0。

https://mojotheapp.com/

◎使ってみた感想
試しにアプリをダウンロードすると56Mojoで3Rs分だったが、リチャージ出来るのは10Rsになってから。インターフェイスの作りがイマイチ。タスクをこなした後今どうなってるのかステイタスも分かりにくい。

 ◯Ziptt

Free Mobile Recharge ZipTT

アプリだけでなくWebページもある。ログインするだけで毎回ポイントが溜まる。 アプリのインストール数は、100,000500,000。評価は4.1/5.0。
http://www.ziptt.com/

◎使ってみた感想
他のサービスに比べ、全体的に報酬金額は低く、アプリのインストールで1Rs以下もある。リチャージは10Rsから可能。国内線の飛行機のチケット購入で100Rsなど、有料案件も有ったが、いずれにしろ小額。

 今回いろいろなアプリを使ってみて面白かった点

 1、アンインストール防御策あり。

 You must keep the app on you phone for at least 7 days to receive additional airtime.
このメッセージに有るように、ポイントだけを目当てにインストールしたアプリをアンインストールするユーザーが多い事が伺える。低価格のモバイルは容量が少なく、また購入時から入っているアプリはアンインストール出来ないとなっては、アプリも無尽蔵にダウンロード出来る訳ではない。そこでユーザーは割と頻繁にアンインストールする傾向があるようです。

2、報酬金額はサービスによってまちまち。

アプリの作りやサービスレベルに各社差があり、今は数多くある類似サービスもだんだん質の良いものだけに淘汰されていくのではないでしょうか。

3、友人紹介は各社強力プッシュ

他のタスクより報酬額を極端にあげたり、ページに常に表示させたり、アプリ起動時にトップ画面に見せたりと、ユーザーの囲い込みに各社かなり注力している事が伺えます。

4、出稿している企業はどこもほぼ似たり寄ったり。

Amazon、Flipkart 、Snapdeal、Myntra、Jabong、MakeMy Tripなどなどインドではメジャーな企業だが、出している企業は複数の類似サービスに出稿しているようです。

5、案件はアプリインストールが圧倒的に多い。

サービス紹介のページにはアンケートや動画視聴など案件にバリエーションを持たせているサービスが多いが、実際にユーザーに求められている案件のほとんどがアプリのインストール。

(参照:2015年 オファーとしての携帯電話料金を最も支払ったサービスベスト10)

インドのベジタリアンマーク

インドのハンバーガーは肉なしバーガー

 インドに来るとカレーばかりたべているの?と良く聞かれます。 確かにカレー、またはカレー味の食事を食べる回数はとても多くなります。 しかし、時にはジャンクフードも食べたくなりますよね。 勿論インドにも、マクドナルドやケンタッキーフライドチキン、ピザハットなど見慣れたファーストフードもたくさんあります。

しかし、国民の多くを占めるヒンズー教徒にとって、牛は神聖な動物。牛肉は決して食べません。基本的にほとんどの「肉」はチキンですが・・・ ではマクドナルドのハンバーガーは!?

そうです。厳密にはハンバーガーではないのです。ハンバーグは、ジャガイモや豆、人参などにスパイスを加え肉に似せているだけ。 ベジタリアンも安心して食べられる、ベジタリアンバーガーなんです。

インドでは宗教的な関係もあり、約半数が「菜食主義者=ベジタリアン」であり、残りの「非菜食主義者」もたまに肉を食べる程度かあるいは全く食べない人がほとんどだそうです。

※  ただし、インドでも中流層以上が行くショッピングモールなどでは、チキンが入ったメニューなどを頼むインド人も多く見かるので、肉を食べる習慣も浸透しているなという印象です。

ベジタリアンの商品は、ただ肉が入っていなければ良い分けではありません。 肉を使用した事のない、専用の調理器、器具で調理され、場合によっては別の従業員が作るそうです。油やマヨネーズといった調味料にも配慮が必要です。

マクドナルドはインドの信仰心を尊重し、文化的習慣に配慮したメニューを提供した結果、今では250店舗をにまで増え、2015年までに倍増させる計画が進んでいるそうです。

そして、ベジタリアン用の食材には、一目で分かるように「ベジタリアンマーク」がついています。緑色の日の丸の様なマークが、お菓子や調味料、レトルト食品などパッケージで販売されている物や、マックのバーガーの箱にも必ず印刷されています。

逆にノンベジタリアン用として肉を使用している場合は、赤色の日の丸マークがついています。 ポテトは緑のベジタリアン用、チキンマハラジャバーガーは赤のノンベジタリアンマークがついています。

インドのベジタリアンマーク

このベジタリアンマークが付いている商品は、原材料や製造過程で動物性の物質が一切使われていないので、ベジタリアンが食べても問題ないという証明になっています。

⬇ロッテのチョコパイにも、緑色の「ベジタリアンマーク」が。 スーパーなどで売っている食材には基本ほとんどこの「ベジタリアンマーク」「ノンベジタリアンマーク」が付いています。

ベジタリアンマークのついたチョコパイ

インドに来た際はぜひ、ベジタリアン用のマックの「マハラジャバーガー」を食べてみてくださいね! 結構美味しいですよ♪

 

 

インドのクリケット

インドで最も人気のあるスポーツと言えば、「クリケット」です。 大人も子供も大好きなこのクリケットは、ビジネスの場での雑談にもよく使われるネタです。

インドで生活していると、町のいたる所で、子供達がクリケットをして遊んでいる姿を見ますし、テレビでは、24時間クリケットの試合を放映する、専用チャンネルもあるほどです!

有名な選手になると、企業の広告棟としてメディアに頻繁に登場します。

クリケットへの熱中ぶりはお祭り騒ぎ。 学生は、大事な試合を見るために、入念に試験勉強を前倒しにしたり、社会人は、重要な試合の日に休みをとるためにどう上司を説得するかを考えるほどだそうです。

また、インドでは日本のアニメ「巨人の星」がインド版リメイクされて放映されているのですが、なんと野球ではなくクリケット。 クリケットのスターになりたいと願う少年「スーラジ」の物語はドラえもんにも匹敵するほどの視聴率だとか。 見所としては、アニメの中でいたるところで、日系企業の製品やロゴが登場するところ。 どこに出てきたか見つけるのも楽しそう。 日本のクリケット選手としてICHIROまで登場しちゃいます!

日本語のフリーペーパーの「月刊Chalo」の5月号の表紙も「巨人の星」でした! 月刊chaloの表紙_巨人の星月刊chaloの紙面_巨人の星

インドに来たら、クリケットの試合をインド人と一緒に楽しむのも、インド版巨人の星を見るのも、盛り上がっていいかもしれません!

インドの満員電車

「何とかなるさ」精神にも繋がるジュガード

インドの満員電車

 

 

前回、インド人を理解する上で書かせない、「ジュガード(Jugaad)=創意工夫」について、ビジネスでも注目されている話など、その素晴らしい面をご紹介しました。

(※前回の「インド人の生活に根付く「ジュガード=創意工夫」の精神」はこちらから)

 しかしこの「ジュガード」という考えは、一方で、「なんとかなる」精神にもつながっているという悪い側面があります。 改めてジュガードを説明すると、困難や問題を、倹約精神や柔軟性、独創的な工夫、ヒューマンパワーでどうにかする、という考え方です。 しかし一方で自己満足に陥りがちな、現状をそのまま受け入れることも、「ジュガード」という言葉で片付けられてしまうこともあります。 つまり、現状であるものでどうにかしよう、という意識が、現状のままでいい、どうにかなる、大丈夫だ、と根拠もなく考え、自分でどうにかしようとする努力を怠ってしまう、というのです。

 例えば、インドで働く日本人の友人の話ですが、 インド人スタッフに頼んでいた書類が、期限になってもできない。確認しても「問題ない、今日必ずするから」と返答するが、いつまで待っても完成しない。また確認するも同じ返答の繰り返し・・・。 悪気がある訳ではなく、なんでもその場しのぎで済ましてしまう、「ジュガード」の精神が日常的に悪い方に現れている例だといえます。

他にも、私がインドで生活していても日常的に見る、対向車線や誤った車線を平気で走る車、(これはほんとに怖いです。。)合図なしに追い越す車など、交通マナーを守らないのもこのジュガードの悪い例といえます。

インドで働く上でこのジュガードの長所、短所を把握しておくのはとても大切だといえます!